※「持ち家」か「賃貸」か ―永遠の論争に、いま決着をつける― 誰かが出した答えではなく、自分自身で答えを出そう!
私たちが生活する拠点である「家」について、購入する「持ち家」派と借りる「賃貸」派のどっちがお得なのかという論争が、長いあいだ続いてきました。
どちらにもメリット・デメリットがあるため、
「その人のライフスタイルによって選択が変わってくる」という答えに終止していましたが、そろそろ、あなたなりの答えを出してみてませんか?
①まずは持ち家のメリットから理解していきましょう。
持ち家最大のメリットは、自分の財産になるということでしょう。仮に30歳で購入、35年ローンを組んだ場合、65歳でローンが完済する計算になります。
つまり、定年と同時に家が自分の財産となるわけです。
その後、家賃を払う必要がないというだけでも、家計の負担はかな
り軽減されますよね。
また、そこに住み続けなかったとしても、売却したり人に貸したりして老後資金の足しにすることもできますし、最近は「リバースモーゲージ」(自宅を担保にしてお金を借りる融資方法)などを活用した資産運用方法も広がりつつあります。
当然のことながら、賃貸では、家賃を何年払っても、その家を自分の所有物にすることはできないので、この点は持ち家に軍配が上がりますね。
持ち家であることで、自由にリフォームすることができます。
持ち家は、基本的には長く住むことが前提です。そのときの事情に合わせてリフォームなどを行いながら住み続けていきます。
子供が大きくなれば子供部屋が必要になったり、逆に巣立っていけばそれが必要なくなったりします。年老いていけば、手すりやスロープを付けるなどのバリアフリー化が必要になるかもしれません。また、キッチンや浴室、トイレなどを最新の設備に取り替えることで、快適性はアップします。
こうしたリフォームをしていくことで、家族構成や家庭事情に合わせた住環境を整えていくことができます。
人が生きていくのに必要な「衣食住」において、自分の住むところがある(定まっている)ということは、大きな安心感が得られるものです。
日々の生活を送る場所として、子供たちを育て、そして旅立っていく場所として、さらには終の棲家ともなる家を所有していることは、いまその時の生活だけでなく、将来への精神的な拠り所ともなり得ます。
それは、経済的な損得を越えた安心感といえるでしょう。
②一方で、持ち家のデメリットはどうでしょう?
賃貸物件に比べて、購入した家を住み替えるには大きなハードルがあります。家を売却したり、人に貸したりするという手間がかかる分、賃貸のように気軽には住み替えができません。
転勤や子供の進学などに合わせて住む場所を変えるということもしにくいため、フットワークという点では賃貸に優位性があります。
自分の家なので、修繕費などはすべて自己負担になります。おおよそ10年ごとに大きな修繕費用(100~150万程度)がかかるともいわれています。仮に、自然災害などで被害を受けた場合も、基本的には自分で復旧させる必要があります。
家の購入はよく「人生最大の買い物」と言われますが、持ち家購入をためらわせる最大の要因が、このローン負担ではないでしょうか? 頭金を貯めることも含めて、家計へ大きな影響があることは事実です。
※次回は、賃貸のメリット・デメリットをお伝え致します!
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