「前体制からの大規模緩和を現状では継続する」。
植田氏は10日の就任記者会見で、早期の金融引き締めに慎重な考えを表明した。
2%の物価目標を明記した政府との共同声明についても、会見前に首相と会談し、今のところ見直しは不要との認識で一致。当面は黒田氏の緩和路線を踏襲する構えを示した。
しかし、市場では植田新体制の発足直後の4~6月にも政策修正に踏み切るとの観測もくすぶる。
特に10年物国債の利回りを0%程度に抑え込む長期金利操作は債券市場の機能低下を招いており、
早期の見直し論が根強い。
植田氏も現在の緩和の枠組みに関し、「副作用はあると考えている」と認める。
黒田日銀の下で581兆円にまで膨張した保有国債の処理も重い課題となる。
を踏まえての緊急記者会見と思いきや・・・ 含むだけで、目新しいものがなく無難なものでした。
結局、問題は得意の先送りなのでしょうか?