新ブランド「アフィーラ」のコンセプトをお披露目! 25年に発売へ
2023年1月5日から8日まで、米国・ラスベガスで開催される「CES 2023」にて、ソニーグループがプレスカンファレンスをおこないました。
ソニー・ホンダモビリティは、「高付加価値のエレクトリック・ビークル(EV)」の販売とサービスをおこなう新会社として、資本金100億円(出資比率ソニーグループ50%、ホンダ50%)で設立されました。
「自動車が大きな変革期を迎えているなかで、ソニーは『モビリティ空間を感動空間へ』というビジョンを掲げモビリティの進化への貢献を志しています。
「かなりの価値」を付けていく方針から「それなりの価格」になるとのことで、「量を狙うわけではない」といいます。
クルマを構成する主な要素が動力性能やパフォーマンスから、ソフトウェア、ネットワーク、ユーザーエクスペリエンスに変わっていく転換点において、今までの車両デザインに求められた個性や造形のあり方を見つめ直すとともに、積み上げられてきた価値観を磨き上げることで、本質的な価値を浮き彫りにし、ピュアで強いデザインに昇華することを目指したといいます。
プロトタイプのエクステリアは、モビリティと人がインタラクティブなコミュニケーションをするため、知性を持ったモビリティがその意思を光で語りかける” Media Bar”を搭載。
今後、さまざまなパートナー、クリエイターと共に、可能性を幅広く模索していく予定です。
インテリアは、まるで繭に包まれたような、無垢でやさしいラウンド基調のデザインとした。
単に心地良いだけでなく、注意を逸らす装飾性を極力無くし、カラーリングもシンプルを徹底。
人を中心とし、人が求める機能と体験の実現を目指すとしています。
今後、人とモビリティの新たな関係を創るというソニーホンダモビリティのビジョンを表現したプロトタイプをベースに開発を進めていくとしており、
今回のプロトタイプは全長4895mm×全幅1900mm×全高1460mm、ホイールベース3000mmのAWD仕様です。
さらに安心安全技術のうえに、快適な移動空間を提供するとしています。
特定条件下での自動運転機能レベル3搭載を目指すと同時に市街地などより広い運転条件下での運転支援機能レベル2+の開発にも取り組むほか、最大800TOPSの演算性能を持つハードウェアには「Qualcomm Snapdragon Digital Chassis」のSoを採用予定。
今回のプロトタイプには、車内外に計45個のカメラ、センサー等を搭載。
室内のインキャビンカメラやToFセンサーにより、ドライバーの運転状況や走行状態をモニタリングし、不慮の交通事故防止へ貢献するといいます。
※今後の量産車については2025年前半からの先行受注を開始し、同年中に発売を予定。デリバリーは2026年春に北米から開始する予定です。
※楽しみな「アフィーラ」です。