米連邦準備制度理事会(FRB)は23日、インフレ抑制のため4会合連続で0・75%の大幅な利上げを決めた11月1、2日の連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨を公開した。
ここまでの金融引き締めの累積効果や、利上げの影響が経済活動へ反映されるまでの時間差を考慮すべきだとの意見が多く、今後の金融引き締めについて、大多数の参加者が「利上げペースを落とすのが間もなく適切になるだろう」との判断を示した。
市場では、FRBが次回12月会合で利上げ幅を0・5%に縮めるとの観測が出ており、議事要旨はその見方を裏付ける内容となった。
ただ、インフレ率については全参加者が「許容できない高水準」との認識で一致しており、ペースを落としつつも利上げは当面、続きそうだ。
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