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岡山県里庄町が、町出身のシンガー・ソングライター藤井風さんのファンの「聖地」になっている。
藤井さんは2019年まで町内で過ごし、20年にメジャーデビュー。
同年発表したファーストアルバム「HELP EVER HURT NEVER」がヒットし注目を集めた。
城東高(岡山市中区)音楽学類などで学んだピアノの演奏とメッセージ性の強い歌詞に人気が上昇。
大みそかの紅白歌合戦の会場にもサプライズ登場し、話題をさらった。
郷里の里庄町では役場にファンがひっきりなしに訪れ、町もオリジナルグッズを販売するなどPRに余念がない。
「どういう場所で育ったのか…」
町は、役場1階に藤井さんのポスターとともに、町のイメージキャラクター「里ちゃん」のぬいぐるみなど
自前のグッズを置き、地元をPRしている。
「少しでも里庄のことを知りたいとファンの方が買ってくれる」と、
笑顔を見せるのは企画商工課課長補佐の中西展久さん(47)。
ファンは40代以上の女性が多く、北海道や沖縄など全国から「聖地」に集まっているという。
ファンは、インターネット配信された無観客ライブがあった昨年9月以降、1日平均10~20人が役場を訪れる。
「グッズの売り上げ、ふるさと納税の寄付額まで増えている」と中西さん。
11月下旬の平日、友人と初めて役場に来たファンの主婦小松千津子さん(61)=北九州市=は「風さんの人柄が好き。どういう場所で育ったのか見てみたかった」とうれしそうに話した。
CDが並ぶ町長室
「ファンの一人としてうれしいし、ありがたい」と町出身者の活躍を喜ぶのは加藤泰久町長(61)。町長室に藤井さんのCDなどを並べている。2020年夏、あいさつに訪れた藤井さんの印象は「優しくて、穏やか。落ち着いた感じ」。今の活躍ぶりを「普段からの努力の積み重ねで、チャンスは来ると教えてくれている。町の子どもの励みになる」と受け止める。「押し付けではなく、自然体で応援したい」